部屋の改築はすでに行いました。
そして、オフィス用に入り口の扉を通りに面してに設置しました。
この入り口を作るとき、上と両隣に住む隣人たちの許可を得る必要があり、
結局のところ、その建物全住人の70%の署名を集めることとなりました。
署名は私自身が集めました。
住人たちからの署名ももらい、我々はビシュケク市長からの建設許可を得ました。
それからかなりの時間がたち、我々がいよいよサービスを運用を開始しようとしたさいに、
上の階に住む初老女性の住人が、その同意署名は自分のものではなく、
署名を集めていた当時の下宿人のものである、と我々に告げてきました。
彼女は訴状を準備しており、裁判所に訴えるつもりである、ということでした。
私は彼女と話をしましたが、彼女は我々に理解を示すことはありませんでした。
それからすでに1年が過ぎましたが、我々は何もすることができずにいる状況です。
私は法律家たちに相談しましたが、彼らからは、「彼女が意思を変えることはないと思われ、
法廷でお金と神経を使うのは無駄でありこの女性と関係を持つべきではない」、と助言を受けました。
また、彼らは、今の部屋を売却して、別の場所で新しい部屋を購入するべきだと言っております。
このような状況下で、まだ、デイケアサービスをまだ開始できておりません。
施設改築開始
ようやく当局より許可書である書類を受領いたしました。
すぐにドア設置作業は行い、現在、部屋の内部工事を行っております。
新規方針の策定
最近、キルギスで有名な新聞であるMSNが我々のデイケアNPO組織を取材し、その記事を掲載しました。
その記事は多くの人の関心を集め、新聞社に我々の組織の連絡先の問い合わせの電話が殺到しました。
そこで、早期のプロジェクト開始が必須であることを再認識し、出入り口の敷設および必要な器具を安価で購入し、できるだけ早くにデイケアを開始することを決定しました。
しかし、作業を先に進めるには、まずは、建築家による書類の完成を待つ必要があります。
1. 施設の出入り口
現在、施設出入り口の建築を進めております。このためにはキルギス建築局からのプロジェクト計画書および道に接した壁面へのドア設置のための突貫工事許可書が必要となります。
1月15日に建築者と会い、今後の予定を決める予定です。
次の条件での建築を了承しており、これはキルギスで相当安価であるといえます。
2. 屋内の改築
施設として使用できるよう改築する費用は12,000ドルと試算しております。
現在、保有金額はその額に達していません。改築費用捻出のため、何らかの事業を行いたいと考えております。
3. 資金調達のための事業
どのように資金源を得るかを検討中です。
12月に本組織の長ジュルドゥズは、村々を回り、事業開始のための情報を収集いたしました。
今のところ次のような事業案があります。
- 砂糖大根栽培・えん麦栽培・牧畜(牛、羊)
農業経営は天気による影響が強く、収益が不安定である、という指摘が多く、今の段階では牧畜の方が無難と考えております。
早急に決断することは避け、今後もしばらく様々な意見を吸収しつつ、検討を重ね、資金確保手段の最終的な方策を決める予定です。
デイケアセンターに使用できる部屋は2部屋あるアパートを1つ確保していますが、まずは修理が必要です。
修理資金はまだ確保できていません。
サディロヴァは医師としてビシュケクで働いています。生活の糧とはならない
本プロジェクトに100%の力が注げていないのが現実です。
設立者ジュルディズの説明にありますが、まずは老人デイケア施設として、 将来的には障害者も対象に含めたいと考えています。